「豪華客船の旅」で体調を崩した!

院内での患者さんとの会話
【患】先月、クルーズ船に数日間乗っていたら、身体がパンパンに浮腫むと同時に酷い目まいが…。それ以来、ずっと調子が悪いんです。
【私】美味しい物たくさん食べて、あまり歩かなかったんじゃないですか?
【患】そうなんです。よくわかりますね!
【私】栄養の強いものを食べ続けると腎臓が疲れて浮腫む。船の中は歩行量が減って、ふくらはぎの筋肉ポンプが働かないから更に浮腫む。そして内耳まで浮腫むと目まいがおきます。
【患】ほとんど船の中にいて、のんびりしていました。でも楽しかったわ!
【私】…。
西洋医学的検査では異常なし
この患者さんは当院に来る前に、病院で脳と耳の検査をしていて、特に異常は認められませんでした。しかしまだ、目まい、浮腫み、胃がチャポンチャポンして気持ち悪いということで来院。
東洋医学では、目まいや浮腫みは体内で水の代謝が乱れている状態「水毒」が原因とみます。そして、水毒を解消するツボを刺激することで症状の改善を目指していきます。
腹八分目に医者いらず
「腹八分目に医者いらず」という諺は、江戸時代の学者・貝原益軒の「養生訓」に書かれていた言葉―――「珍美の食に対すとも、八九分にてやむべし。十分に飽き満つるは後の禍あり」から生まれ、世の中に広まりました。
この諺にプラスして歩くことで、癌や糖尿病、脳卒中の発生率が抑えられ、健康寿命を延ばすことができると、現代でも多くの医師が推奨しています。
ちなみに「養生訓」に“歩くこと”が推奨されていないのは、江戸時代は歩くことが当たり前だったから。当たり前過ぎて記す必要がなかったのですね。
皆さんも「豪華客船」に乗った際には、水毒にやられないよう、くれぐれも腹八分目と適度な歩行を心掛けてください。
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note 倉田雅史|高輪治療院
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