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ウォーキング

Let’s ウォーキング!

ウォーキング
先日、腰痛で来院した患者さんの施術後に「よく歩いてくださいね」とアドバイスすると、「よく自転車には乗っています。自転車じゃダメですか?」と言われました。
当院の在る高輪は坂の街で、最近は電動機自転車に乗っている人がすごく多い。生活のため、最低限乗る程度なら問題ないのですが、全ての移動に自転車を用いるのはいささか身体の筋肉バランスに問題が生じます。

人間の身体にとって大事なのは、重力という適度な負荷を身体全体に均等にかけてあげること。歩くことは、腕も振るように重力が身体全体の骨や筋肉にかかるのですが、自転車だと下半身、特に太ももだけに過剰に力がかかります。だから、身体のバランスを整えるためには、やはり歩くことをオススメしています。

また男性に多いのですが、「歩いてくださいね」というと、「じゃあ、明日から走ります!」という患者さんもいます。「走ってくださいね」なんて、一言も言っていないのですが…(笑)
走ることも、歩くこととは全く違います。何が違うかというと、歩いている間はどちらかの足が必ず地面についている。一方、走る時には両足が地面から離れて宙に浮く瞬間があります。そして、着地するとき片足に何と“体重の約三倍”もの負荷がかかるのです。ランニングを始めると膝を痛める人が多いのはこのためです。

そして冬場、何より怖いのは突然死です。歩くのに比べて、走ると心拍数が格段に上がります。年齢や持病の有無にもよりますが、心拍数が140以上になると不整脈や狭心症が起こりやすくなる。走ればその位まで心拍数はすぐ跳ね上がります。私が学生時代アルバイトしていた治療院に全盲の先生がいたのですが、「俺はランニング中に倒れて失明したんだ。だから君も走らない方がいいよ」と言っていました。その話を聞いて以来、私はランニングをやめました。

ウォーキング中に倒れることはまずありませんが、ランニングは血管系の病気のリスクが桁違いに高まります。若い人が歩いているだけでは物足りなくなってきて、少し走る程度ならよいと思いますが、普段歩いてもいない人、ましてや中高年がいきなり走ることだけは絶対にやめましょう。

最近は寒さが増してきたせいか、肩コリを訴える患者さんが多いですね。そんな方は、歩くときに腕をよく振ることをオススメします。肘を曲げ、肩甲骨を後ろに引くようにしっかり振る。すると肩コリがほぐれます。外に出られない時は部屋の中で足踏みしながら腕を振りましょう。肩甲骨周辺が温まるまで振れば効果がありますので是非お試しあれ。

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