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治療について

「腸内細菌」が主人公

腸が元気
皆さん、このお正月休みはどのように過ごされましたか。私は久しぶりに『腸と脳』エムラン・メイヤー著を読み返していました。きっかけは昨年末、ユーチューブで【執行草舟チャンネル】を見ていたら、日本菌学会終身会員である執行氏が近年明らかになってきた「やる気と腸内細菌」の関係について話していたのを視聴したからです。

執行氏は「我々が生きて腸で腸内細菌を培養しているんじゃない。腸内細菌が生きるために我々が生まれた。つまり、腸内細菌が生きるために我々はいるんだから、肉体的にとらえると腸内細菌が地球上では主人公。だから、我々が何かをやるとか、エネルギーを出す場合は腸内細菌が全て指令しているという事がほぼ間違いない。やる気も腸内細菌が元気になってくれば出てくる!」と言います。

腸内細菌が“主”で、人間は“従”ということですね。そうなると施術家としては“主”である腸内細菌にアプローチすることで“従”である人間に施術効果を上げることが出来るのではないかと考えるわけです。
それには先ず、腸内細菌の住み家である「お腹」の状態を入念にチェックすることから始めようと。健康な人のお腹は硬すぎず、柔らかすぎず、適度な弾力があるもの。適度な弾力のあるお腹にしてあげれば腸内細菌も元気になるのではないか。皆さん、私が施術中にお腹に手を当てて腸内細菌にジーっと気を送っていても怪しく思わないでくださいね(笑)

執行氏は続けます。「しかし、大脳新皮質が肥大化している人間というのは、やる気が出てきたのに、“やったら損するのではないか”などと脳がやる気を押さえ込んだりする。それが返ってストレスになって悪い結果になることも確かだ。人間というのはそんな馬鹿な脳も持っている。だから、この脳をどう退治するのかが人生では重要」とも言います。

この腸と脳の話、私が今まで考えた事の無い視点からの話でとても面白かったです。東洋医学的に言えば、陰(腸内細菌)を補い、陽(大脳新皮質)を瀉して陰陽バランスを整えてあげる。このバランスが取れて初めて人間の“やる気”や“エネルギー”は発揮されるということですね。そうなれば人間は自ずから健康にもなる。うーむ、これからの施術に応用させていただきます!

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