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元気が出るツボ 「足三里」

つぼ 足三里
高温多湿、日本の夏がやってまいりました。夏バテは誰でも経験する症状のひとつですが、東洋医学的に言えば、熱(暑)邪などの影響で「気の不足=元気がない」状態となります。この夏バテ特有の倦怠感を訴える患者さんが今週は多かったですね。皆さん、暑さと湿度による体力の消耗、食欲不振による気の不足(気虚)が原因でした。

この場合、まず食欲を回復させ、気虚を改善する事が重要です。そこで施術ですが、まず「足三里」というツボがある足のスネの前の筋肉を指圧でよくほぐして、胃の気を補います。「そこ、効きますね~」という言葉がつい口から出てしまう患者さんも多いのですが、このツボは組織細胞呼吸を活性化するので他の施術も効きが良くなります。なので、私は施術の最初に「足三里」をチェックしてコリのある場合は先ず指圧して胃の気を補ってあげる事が多いですね。

ツボ 足三里
昔の人は“お灸”の原材料となる「もぐさ」を旅行時には持ち歩き、脾胃の調整や足の疲れを取る為に「足三里」に”お灸”をすえていたといいます。現在は「せんねん灸」という便利なものがありますから、皆さんも夏バテ予防や疲労回復、冷房による足のダルさ・むくみ改善に”お灸“をすえてみてはいかがでしょうか。ツボの位置がピタリと当たると何とも言えない気持ちよさが下肢に広がります。

ちなみに夏の食養生ですが、スイカ、メロンなどの夏の果実は、利尿作用があり、身体の余分な水分を排泄してくれます。塩を少々かければ、塩分補給にもなります。
また、キュウリ、トマト、ニガウリなどの夏野菜には身体の熱を取ってくれる働きがあります。そして、「のぼせ」には麦茶がオススメ。麦茶の原料になる小麦には熱を冷ます作用があります。だから日本人は夏になると麦茶を飲むのですね。出来れば胃腸に負担をかけないよう常温で飲むとよいでしょう。

脾胃の機能を高めることは夏バテの予防には欠かせません。「足三里」を“指圧”して全身の気の巡りをよくし、“お灸”をすえて元気を補う。先人の知恵を拝借して「高温多湿日本の夏」を乗りきりましょう!

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