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肺を労る

肺
桃の節句といえば雛人形ですが、お内裏様とお雛様の体質を東洋医学的に診断すると、その肌の白さから肺虚体質(肺が弱い体質)ではないかと推測ができます。
東洋医学では皮膚の色が白い人、肌の荒れている人、体毛の濃い男性、うぶ毛の多い女性などを肺虚体質であると診るのです。
また、人間は暑い時は汗腺を開いて汗を出して身体を涼しくし、寒い時は汗腺を閉めて体温を保つのですが、肺虚体質の人はこの開閉が鈍いため風邪をひきやすいという特徴もあります。

肺は呼吸をつかさどる他、気や水、栄養分などを全身に巡らせるという重要な働きをもっています。この働きによって皮膚は潤い、臓器に栄養分が行き渡ります。ですから、呼吸が深い人は全身に酸素や栄養分がちゃんと行き渡る為、肌艶が良く元気なのです。その反対に呼吸が浅い人は酸欠でだるさを訴える上、肺に水が滞りやすくなり咳や痰等の症状が現れます。また、顔や手足に水が滞るとその部分がむくんだり、尿量が低下したりもします。

皆さん、呼吸が浅くなってますので、ここで深呼吸をしましょう!

「まず 口を尖らせて息を吐ききって~~ はい 鼻から吸って~ 口を尖らせて息を吐ききって~~ 鼻から吸って~ 口を尖らせて息を吐ききって~~ 鼻から吸って~」

はい、よろしいです😃

このように肺は様々な役割を果たしている部位といえます。そんな肺を補う食材はハチミツ、梨やカリンが良いとされていますが、私のお勧めは七味唐辛子です。辛いものは気の巡りや適度な発汗を促し、肺を補いますので毎日少量ずつ摂ると良いでしょう。ただし、摂りすぎると汗が出すぎて身体を冷やしますのでご注意を。

また、肺を強化するには適度なウォーキングで気の巡りを良くしたり、汗をかくのも効果的です。春は陽気の高まりに心身が対応できず、プチ鬱(気滞)になりやすい季節でもあります。特に中高年は季節の変化への対応力が低下しているため、気を過剰に浪費し疲れやすい状態(気虚)になりがちでもありますので、ウォーキングは一石二鳥といえるでしょう!

当院の施術中にも気の巡りが良くなると肺が活性化され、急に咳込む患者さんがいます。そして「ああ、スッキリしました」と帰られます。肺に溜まっていた濁気が出れば清気が入る。結果、身体が楽になるのです😊

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