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脾胃を労る

七草がゆ
今日は七草です。お正月に飲み過ぎ、食べ過ぎで負担をかけていた胃腸を休ませてあげる日ですね。

東洋医学では、飲食労倦は脾を傷る (暴飲暴食は脾虚になる) と言います。脾とは消化器を動かす司令塔のようなもので、この脾が虚してしまうと消化器の連係がうまく行かず、お腹の痛み、胃もたれ、倦怠感、気力が湧かない等、全身的なエネルギー不足に陥ります。放っておくと、身体の事をはじめ何事に対してもを「思い悩む」ようになり、陰気になっていきますから注意が必要ですね。

また東洋医学では、長く座れば脾を傷る (座り過ぎると消化が悪くなる) とも言います。ちなみに、長く行えば肝を傷る。長く横になれば肺を傷る。長く立てば腎を傷る。とも言います。お正月は座っている時間が長い人も多かったでしょうから、最近は脾が弱っている患者さんが多く見られます。

では、どういった治療と食養生をすればよいのでしょうか。

まず治療について。当院では脾を補うツボから、てい鍼(刺さない鍼)を使って気を入れます。手首や足の親指から入れるのですが、感覚のよい患者さんはこれだけでお腹が動き出すと言います。そして背骨を調整し、お腹をマッサージで柔らかくしてあげれば大抵の患者さんは良くなっていきます。

食養生については、脾胃を傷つけやすいものをお教えします。「脂っこい、甘い、生もの、冷たい、辛い」「あ・あ・な・つ・か」「あぁ夏か」と覚えるとよいでしょう。また、脾胃を労る料理は何と言っても鍋です。鍋料理だったら沢山食べても脾胃の負担が少ないので成人病になりにくい。昔の相撲力士が毎日鍋を食べていたのも、脾胃を傷つけないための食養生だったのです。

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