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「風の旅路」展 ~風に誘われて旅立った芸術家達~

風の旅路展
千代田区麹町にある戸嶋靖昌記念館で展示されている執行草舟コレクション「風の旅路」展を鑑賞しました。

旅とは自己の中にある「何ものか」を発見するための、内面へのアプローチでもあります。旅を通じて自己を発見していた芸術家、戸嶋靖昌・平野遼・阿部平臣の作品が展示されていました。

冒頭の写真は阿部平臣の『家路』です。館長の執行草舟氏は「この画には天照大御神の弟神である須佐之男命のエネルギーが宿っている」と言います。ニーチェは「神は死んだ」と言い放ちましたが、19世紀末に人間はそれまでの神を失いました。そして新しい神を発見しました。その神は現代では芸術の中に棲んでいるのです。

本来、人間とは自然のものであり、宇宙、言い換えれば神と繋がった存在です。しかし、現代文明の中で生きていると、必然的に宇宙(神)との繋がりが希薄になってくる。すると、知らないうちに自然の法則からかけ離れた思考や行動になり、心身のバランスが崩れていきます。ですから芸術を通して神と繋がるという事は現代ではとても大切な事で、目には見えない宇宙エネルギーに触れる事で心身のバランスが整い健康になります。

東洋医学のツボも目に見えないものですが、神はツボというものを人間の身体の中に作られました。ツボとツボを結ぶ道を経絡といいますが、そこには生命エネルギーが流れていて、その流れを整えるのが私達治療師の仕事なのです。世間ではよくゴッドハンドと言いますが、医師や治療師が神なのではなく、神のエネルギーを患者さんに通す事の出来る人間を言います。また、一流の料理人は神のエネルギーを料理に入れる事が出来る。つまり職種は関係なく、仕事を通して宇宙エネルギーを与えることの出来る人間をすべて芸術家と呼ぶのです。

『家路』という高さ2メートル以上の画から、私は須佐之男命のエネルギーを全身で浴び、心身共に元気になって戸嶋靖昌記念館を後にしました。「風の旅路」展は2021年6月26日まで開催されています。皆さんも是非足を運んでみて下さい。

執行草舟公式Webサイト http://shigyo-sosyu.jp
BIOTECホームページ http://biotec1984.co.jp
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