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ツボ

お酒好きの強い味方

柿
先日、「歯茎がズキズキと痛むんです。頭もなんかボーッとしていて…」という患者さんが来院しました。よく話を聞いてみると、ここのところ会食や飲み会が続いているとのこと。

東洋医学では歯茎の痛みは陽明経(胃・大腸)の熱が原因て起きると考えます。飲み過ぎ・食べ過ぎが続くと脾虚胃虚熱証になり、その熱が歯茎周辺にまわって歯痛や頭痛を起こします。
従って、施術では指圧や鍼灸を用いて脾経を補い、大腸経・胃経を瀉してあげると早く楽になります。

セルフケアとしては、親指と人差し指の間にある「合谷」というツボを少し強めに指で押します。合谷は首から上の症状全般に効果のあるツボ。眼精疲労にも効くので、目を酷使する人は日頃から刺激しておくとよいでしょう。
合谷
また、アルコールを飲む機会が増えるこの時期は旬の果物 「柿」 がオススメ。柿にはアルコールを分解する働きがある“タンニン”や利尿作用のある“カリウム”が含まれているため、お酒好きの強い味方になってくれる果物です。私の叔父はこの時期、宴会から帰ってきたら必ず柿を食べる習慣があり、特に赤く熟した柿がよく効くと言っていました。

古くから日本人に親しまれ、食べられている柿。「柿が赤くなると、医者が青くなる」と謂われるほど健康に嬉しい栄養を含んでいるうえ、βーカロテンやビタミンCが美容にもよいとされています。
最初はカリッ、熟すとトロリ、軽く炙れば栄養価アップ。どれも美味しい、美と健康・お酒好きの強い味方です。

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