働いて×5 まいります。

今年話題を集めた言葉に贈られる「2025新語流行語大賞」に高市首相の「働いて 働いて 働いて 働いて 働いてまいります」が選ばれました。
選考委員からは「気合の入った言葉に度肝を抜かれた」「物議を醸した一方で、共感した人も実は多い」「仕事ってそういうものだったな」という声があがっていたそうです。ワークライフバランスを重視する現代において、まさかこの言葉が大賞を受賞するとは思ってもいませんでした。しかし、この言葉に共感した人が多かったのでしょう。
さて「働く」とは「傍(はた)を楽にする」ことが語源だと言われています。自分の能力や得意なことを活かして周りの人(家族、同僚、地域の人)を助けることです。これが「働く」の本来の意味あいであり、賃金労働に限らない広い意味を持っています。素晴らし言葉ですね。
だから高市首相の「働いて×5まいります」という言葉は新語流行語大賞に私は双手を上げて賛成です。しかし、働いて×5で注意してほしい事が二つあります。
①睡眠をちゃんととること
私の母はものすごく働きもので、睡眠時間を削って働いていた。案の定、60歳で癌に倒れました。やはり使った分だけ肉体を休ませないと、その歪みが病気となります。
②質の良い物を食べること
コンビニやスーパーのお弁当を毎日食べていると、含まれている化学薬品が身体をジワジワと蝕んでいきます。仕事や家事でミスが多くなる、集中力が低下する、すぐに疲れてしまうという人は化学薬品が原因となっているケースが多いです。加齢が原因かと思われるでしょうが、食生活の乱れた若者に増えているので食べ物を侮ってはいけません。
三十年間の私の施術経験から断言できることは、この「よく働く」「よく寝る」「よく食べる」これが養生の三本柱だということ。この三本柱をちゃんとせずに、他のことを一生懸命やっている患者さんを多く診てきましたが、残念ながら心身ともに良くならない。やはり、三本柱に重きを置いて生きる事が魂の燃焼につながるという結論に達したのです。
