腎兪(じんゆ)のお灸

当院での会話
【患者】腰のお灸って気持ちいいですね♪
【私】ここは「腎兪」というツボです。
【患者】身体が温かくなりました。
【私】下半身が冷えていましたからね。腎を補ってあげると身体が温ります。
【患者】冷えると腎にくるんですね。
【私】その通りです。腰痛や膝痛、耳トラブルの原因になります。あと、老けて見える。
【患者】えぇ~!
このように寒くなってくると腎に負担がかかるので、腎のケアが大切になってきます。腎兪の場所は、お臍の高さで背骨から指2本分外側。
お灸が苦手な人は腎兪を握り拳で “ 軽く ” 叩いてあげるとよいでしょう。腎臓に少し響く位の刺激が効果的です。

また、食養生としては根菜類や黒い物、ネバネバした物を食べると腎を補ってくれます。特に根菜類は身体を内側から温めるため、これからの季節は味噌汁やスープに入れて食べたいものです。
今年は秋がなくて一気に冬になりましたから、冷え対策に無頓着だった人に腰痛や膝痛がでていますね。
特に痩せている人は脂肪という断熱層が薄く冷えやすいので、タイツを履いたり、レッグウォーマーを付けるなどして下半身を衛りましょう!
「腎兪のお灸」にプラスして「根菜類の摂取」「レッグウォーマー装着」、この三つが私のお勧め冬の養生法です。
