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心と体の健康維持

ロコモティブシンドローム

ウォーキングする男女
10月8日は「骨と関節の日」、13日は「スポーツの日」というように、10月は身体を動かすのに適した季節です。
いくつになっても元気に働き、活動するためには、やはり足腰を中心とした健脚であることがまずは大前提でしょう。


運動器能力は40代から低下するとされ、何もしなければ誰でもロコモになる可能性があり、そのまま放置すると将来ヨチヨチ歩きになるリスクが高まります。


ロコモとはロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略で、「立つ」「歩く」といった日常生活での移動機能が、ケガや病気、加齢や運動不足などで衰えていくことをいいます。


日本整形外科学会によると、現在40歳以上の約3割がロコモもしくはその予備軍といわれています。40歳を過ぎたら意識的に足腰を動かし、移動機能を維持したいものです。


さて、軽い運動がもたらす効果は筋力の維持以外にもあります。免疫学者の安保徹氏の説によれば、身体を“適度”に動かすと血液の巡りがよくなり体温が上がる。それが免疫性を高めてくれると言います。


その適度な運動かどうかを判断する基準は、身体を動かした次の日に「身体がスッキリした、もしくは心地よい疲労感がある」といった感じがあればベストです。逆に強い筋肉痛や身体が重ダルく感じられたらオーバーワークだったということになります。


中には運動が身体にいいと聞いて、無理してでも時間をとり「運動するぞ!」と自分にはっぱをかける人がいますが、そういう人に限って続かない…。やっぱり日常生活の中で“ながら的” に身体を動かすことが秘訣です。


長寿で元気な田舎のお年寄りは、わざわざ運動の時間を取らなくても、畑をやったりして普段の生活の中で動き回ることが自然に習慣として取り込まれています。私たちも、通勤の駅までの道のりを少し大股で歩くとか、短い階段があったら一段抜かしで昇ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。


皆さんも、40歳を過ぎたら「ロコモ対策」として、プチトレーニングを始めてみませんか?


ちなみに当院の患者さんで、85歳まで海外旅行に行っていた方がいますが、「旅先で同行した皆さんに迷惑はかけられない!」と、散歩とマンションの階段5階昇降を毎日の習慣にしていました。毎日コツコツがその秘訣のようです。

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