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心と体の健康維持

膝を弛める

膝を緩める

膝を緩める


皆さん、日頃、信号待ちをしている時や電車で立っている時、自宅で台所仕事をしている時など、膝をピンと「つっかえ棒」のように伸ばして立っていませんか?

私達は小学生の頃から「気をつけ!」「休め!」と膝を伸ばして立つことを教えられています。しかし、この膝をピンと伸ばして立つ習慣を続けていると、膝の軟骨がすり減ったり、靭帯や関節包が伸びてしまい、50歳位から痛みや腫れが出始めます。

先日も50代の患者さんが「なかなか膝の痛みと腫れが引かない…」と来院しました。問診すると、自宅でパソコン仕事を立った状態で一日五時間しているとのこと。
もしやと思いその立ち姿勢をやってもらうと、案の定、膝裏がピンと伸びきっている。どおりで痛みと腫れが引かないわけです。この患者さんはテレワーク用に「立って使えるパソコン机」を購入して以来、ずっと立ってパソコン仕事をしているそうですが、正しく立たないとこんな弊害がでてくるのです。

では身体に負担なく立つにはどうしたらよいのでしょうか。一番簡単な方法は「柔道などのスポーツ選手が試合前によく行う、その場で軽くジャンプをして身体の力みをとる」ことが効果的です。何回か上下に軽く身体を揺さぶると膝が自然に弛み、身体の余分な力も抜けていきます。この姿勢なら長時間立っていても身体を壊しません。この揺さぶりジャンプをやって、リラックスした立ち方をマスターするのが一番の近道です。

しかし電車の中で膝がピンと伸びていることに気づいてしまった場合、その場ジャンプするわけにはいきませんよね。
そんな時は

①背骨を真っ直ぐに立てる
②骨盤を後傾させる
(左側面からみて時計回りに回す)
③膝を弛める

この順番で骨盤をゆるやかに後傾 (背骨が後ろに倒れないように注意) させながら膝を弛めます。骨盤をうまく後傾させれば、それに連動して自然と膝の弛みが生まれます。

街の交差点で信号待ちをしている人達を観察すると、膝をピンと完全に伸ばして立っている人をよく見かけます。皆さんも自分の膝ピン立ちに気づいたら骨盤を後傾させながら膝を弛めてあげましょう。ただし、骨盤を後傾させすぎると、お年寄りに見られますのでご注意を。

グルコサミンやコンドロイチンを飲むよりも、このように気付いたら膝を弛めることで、周辺の筋肉が適度に鍛えられ、あなたの膝も長持ちすることでしょう。

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