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体の不調

春先の不調

桜
先週は雪が降ったかと思えば、昨日は25度以上の夏日まで気温が上がり、今週末にはまた寒くなるという、まさしくジェットコースターのような気候ですね。そんな気候変化の影響で「何だか体調が優れない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

でも、ご心配なく。実はこの温度変化で体調が優れないという人は「弾力のある体」の持ち主なのです。この時期は冬の体から夏の体へとボディチェンジを始めるため、風邪をひいたり、頭痛や目まい、倦怠感などをおこし、寒さで固まっていた体を緩め始めるのがこの春先。花粉症もその一つではないかといわれているくらい、様々な症状を起こすことで体を夏用にシフトしていきます。

先日も「桜の時期になると毎年、気分が優れないんです」という患者さんが来院しましたが、診ると体の弾力はちゃんとある。「この時期、心身が不安定になるのが普通です」と伝えたら安心していましたが、反対にこの時期、全く体調に変化がないという人は温度変化に体が反応していない。残念ながら「弾力のない体」の持ち主ということになります。

このように春先は何だか体調が優れないという人が弾力のある体の持ち主といえるでしょう。昔から春先を「木の芽どき」といいますが、この言葉は精神的、肉体的に変調をきたしやすい時期ということで言い伝えられている。だから気候の変化に応じて、体も変化を始めるこの時期は「何だか調子が悪いなぁ」と感じるのが普通なのです。
ただし、中には知恵があり、養生もちゃんとでき「体の弾力があるのに、心身に変調をきたさない」という秀でた人もいますので、みんながみんなこの時期、体調を崩さない=体の弾力がない、とは断言できませんが。

さて、私が施術をしていて思うのは、体に弾力がある人は心にも弾力があるということ。心の弾力とは周囲の人達や環境に対して順応できる力を指します。そんな人は懐が深く、少々失礼な事を言っても聞き流してくれる度量を持っている。まさに弾力のあるクッションのようにストレートな言葉も受け止めてくれるのです。
ところが、心に弾力がない人はそのクッションがないために、相手の言葉から受ける衝撃が大きい。そのため少しでも気に食わない事があると、カチンときたり、キレたりするわけです。実際に話していても、相手の言葉尻をとらえて反論してくる人がいますよね。そんな受け取り方をしなくてもいいのに…と思うのですが、心の弾力が無くなるとそうなってしまうのでしょう。

また、心に弾力がないと些細なことも気になりストレスにしてしまう。情報過多の現代では情報に過敏になりすぎたり、情報の全てを鵜呑みにしてしまうと、それが返って不安のもとになってしまいます。しかし、心に弾力のある人は大局的な見方が出来るので、情報の中で何が真実で、何が嘘かを見抜く力を持っている。そんな人はどんな状況にあっても楽々と生きていけるのです。

4月に入れば、ジェットコースターのような温度差もなくなり徐々に気候も安定してきます。すると体調もカムバック!それまでの辛抱だと思ってこの春先の不調を乗り切りましょう。

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