つもりちがい十訓
先日来院した患者さんから「初詣に行ったお寺さんに、こんな十訓が書かれていました。妙に納得してしまったので読んでみてください!」と紙を渡されました。そこには、こんな事が書かれていました。
【つもりちがい十訓】
① 高いつもりで 低いのが 教養
② 低いつもりで 高いのが 気位
③ 深いつもりで 浅いのが 知恵
④ 浅いつもりで 深いのが 欲望
⑤ 厚いつもりで 薄いのが 人情
⑥ 薄いつもりで 厚いのが 面皮
⑦ 強いつもりで 弱いのが 根性
⑧ 弱いつもりで 強いのが 自我
⑨ 多いつもりで 少ないのが 分別
⑩ 少ないつもりで 多いのが 無駄
「つもり」という自己評価は大体の場合において、外れているという諭しなのでしょう。
確かに自分のことは「自分よりも他人のいうことの方が正しい」というのが定説です。自分のことには我が入るが、他人のことは誰しも冷静に客観的にみることができますからね。
だから私は自分のことで迷った場合、必ず信頼できる人に意見を求めます。
そしてその人の意見を素直に受け入れ実行する。すると大体のことにおいて上手く回るのですから楽チンです。
しかし、現代は聞いてもいないのにアドバイスしたがる他人も多いもの。そんな人からのアドバイスに私は聞いたふりをします(笑)
あくまでも信頼できる人の助言以外は聞かない。そのかわり、信頼できる人からの助言は自分が理解できなくても受け入れるように努めています。
新年早々、私の所にやってきた「つもりちがい十訓」。
今年の戒めとして巳年をスタートとしようと思います。