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心と体の健康維持

入浴の大切さ

入浴する
この夏は酷暑だったせいか、普段はちゃんと湯船に浸かるのにシャワーで過ごしたという患者さんが多かったですね。まあ、気持ちは解らないでもないのですが、ハッカやメントール系の入浴剤を入れるなどの工夫をして、夏でも湯船には浸かって欲しいものです。

先日も患者さんと、こんな会話をしました。

【患】夏の間ずっとシャワーだったせいか、最近なんかダルいんです。やっぱり夏でも湯船には浸かった方がよいのでしょうか?

【私】もちろん。低い温度で短時間でもよいので必ず浸かってください。湯船に浸かる一番の目的は全身に水圧をかけることですから。

【患】水圧…?!

【私】身体を温めることや汚れを落とすことよりも、入浴で一番大切なのは身体に水圧をかけ、新陳代謝を促進してあげることですから。

詳しく説明いたしましょう。人間が湯船に肩まで浸かると、体表面積に換算して百キロの以上の圧力がかかり、ウエストは3センチ程縮まります。それだけの圧力がかかると、余分な水分や老廃物が血管に流れ込む。すると血管圧力が上がり腎臓で老廃物をどんどん濾し始めます。これを静水圧効果というのですが、こういうことが入浴中に体内では起こっているのてす。

だから皆さん、入浴前にはトイレで用を足すでしょう。また、銭湯や大浴場の脱衣場には必ずトイレが隣接されています。これは湯船に浸かると余分な水分や老廃物が腎臓で濾過を始めるため、尿意を感じやすくなるからです。濾過されると血液がキレイになりますから風呂上がりはスッキリ爽快。イメージとしては濡れた雑巾に圧力をかけて汚れを絞りだすという感じとでもいいましょうか。

以上の水圧理論から、私は毎晩湯船に浸かることをオススメしています。立ち仕事であろうが、座り仕事であろうが、誰もが夕方になると足がむくんで、“ふくらはぎ“がダルくなってきます。それは“ふくらはぎ”に老廃物が溜まるように神様が作ってあるから。老廃物が脳や内臓に溜まったら大変ですからね。そして、湯船に浸かって“ふくらはぎ”に溜めた老廃物を静水圧効果を利用して、お小水として出してから寝る。すると翌朝疲れが取れている。こういうことですね。

この理論を知ってしまうと、湯船に浸からずに寝るなんてできないですよ。だって、“ふくらはぎ”に老廃物を溜めたまま、身体を横にして寝れは老廃物が上半身に回る。脳や心臓や肝臓などの重要な臓器に老廃物が回ってしまうのですから。当然、翌朝は全身倦怠感を感じての起床となることでしょう。

さて、そんな入浴の効果をさらに高めるポイントがあります。それは湯船に浸かっているときに水圧を感じること。「ああ、この水圧が身体の疲れを取ってくれる」そんなイメージで入浴すれば、さらに湯上がりがスッキリします。
私など毎晩、湯船に頭まで潜って水圧を感じている。だから風呂上がりはいつも「生き返った~!」という感じで浴室から出ていきます。

このように、水圧というのは疲労回復をはかる上で欠かせないものです。
私も患者さんから「施術後は風呂上がりみたい」とか「施術後はトイレに行きたくなる」と言われることがありますが、これは静水圧効果と同じ現象が体内で起きているから。指圧やマッサージで身体が楽になるのも、適度な圧力が身体に与えられ新陳代謝が促進されるからなのです。

皆さん、湯船には必ず毎晩、浸かるようにしましょう!!!

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