この時期、当院では始業前に虫除け目的でハッカ油を院内に滴下・噴霧しているのですが、先日、朝一番の患者さんが「爽やかな、いい香りがしますね！」と言いながら来院しました。

ハッカ油とは、ハッカソウというミントを乾燥させて抽出したオイル。主成分であるメントール由来の清涼感ある香りが特徴で、虫除け以外にも、ゴキブリ対策、消臭、入浴時など、この時期様々な用途で活躍します。

特に虫除け効果は高く、蚊、アブ、ブヨ、カメムシ対策に役立ちます。自衛隊員が山に入るとき、虫除けにハッカ油のスプレーを使うくらいですから、その効果は実証済み。しかも天然成分であるため、体に優しく、人工的な虫除けスプレーに比べて子供も安心して使えます。
また、洗濯のすすぎのタイミングでハッカ油を洗濯槽に１～２滴入れると衣服に香りがつくため、虫除けや消臭の効果を得られやすくなります。

さてハッカ油ですが、ドラッグストアで手軽に購入することができます。ただし、ハッカ油そのものを直接肌につけるのはＮＧ。肌に噴霧したい場合はハッカ油スプレーを作ります。
水５０ミリリットルに１～２滴を目安にスプレーボトルで作ります。ハッカ油は水に溶けにくいため、スプレーする前によく振ること。あまり日持ちしないので２日間位で使い切れる量を作るとよいでしょう。

また真夏の暑い日など、湯船に数滴たらして入浴剤のように使うのもオススメ。メントールによる清涼感があるため、湯上がりのほてった身体をスーと心地よく冷ましてくれます。ただし入れすぎるとスースーし過ぎて大変なことになりますのでご注意を(笑)

このように、ハッカ油はこの時期とても重宝します。リラックス効果もある天然成分由来のハッカ油を上手に使って、夏を快適に過ごしましょう！