夏越しの祓
早いもので今年も半年が過ぎようとしています。6月30日はその半年の間に積もった身の罪・穢れを祓い清める「大はらへ」ということで、山王日枝神社で茅の輪をくぐって参りました。
ところで皆さん「祓う」というのは何か悪い物を取り除くことだと思ってはいませんか?
罪・穢というのは、清らかな体を包み隠すものや、尊い気を枯らすマイナスのエネルギーのようなもので、誰もが思い当たる「我」を出したときの心の乱れ、精神力の衰えのことをいいます。
そこに神のプラスのエネルギーが与えられ、気の枯れが復活して、罪・穢が消えるというのが祓いの根本。つまり、この「祓い」というのは「取り除く」ということではなく、プラスのエネルギーが与えられることによって罪・穢れが消えていくという順番になります。
実は医学も同じで、何か痛みを取り除くのではなくて、元の気に戻すエネルギーを与えることによって、不調を、その原因を消すということが江戸時代まで日本で行われてきた医学の根本義です。
その後も、肺結核が死病と言われていた時代、死の淵から生還した中村天風(ヨガ行者)、葉室頼昭(医師)、日野原重明(医師)などは、死を覚悟した無我状態に到達したゆえに神のエネルギーが入り、結核が消えたと言われています。現代医学では到底説明できない現象ですが、実際にはこういうことは枚挙に暇がない。これがまさに祓いそのものなのです。
日本人は罪・穢、つまり我欲によって身体のバランスが崩れるということを遺伝的に知っています。でも無我の境地に達することの出来る人間などそうはいない。だから、神社にお参りして「罪穢れを祓いましょう」。そういって昔から生活を送ってきたのです。これは世界に稀なる考え方ですから、これを実践し続けている日本人こそが世界を真の幸せに導けると、外国で言われているのも彼らから見れば当然でしょう。
パンを焼かせればヨーロッパ人よりも美味しく焼き、本場インドよりも美味しいカレーを作る。ラーメンなんか千円もしないのに外国人ビックリの繊細な味付けです。これらは儲けや利益よりも、お客様に喜んでいただきたいという一心がなせる技。日本人の愛の強さの表れですね。
このように、私欲よりも “自分以外の何物かの為に行動できる人” が諸外国に比べたらまだまだ日本人には多い。私は日本民族が世界一、我欲の少ない民族であると今でも思っています。
そんな素晴らしい日本民族なのに、明治以来の欧米に対する劣等感から、自国の伝統というものを軽んじる傾向がずっと続いていました。しかし最近、「日本民族であることに誇りをもとう!」「日本文化を伝承しよう!」と、ユーチューブで発信する方が増えてきています。
先日も別々の知人からシンクロ的に「ぜひ知ってもらいたい人がいる」と下記の方々を紹介されました。
一人目は、古典神道の表博耀さん
二人目は、ペンキ画家のSHOGEN(ショーゲン)さん
そして別々にご紹介いただいたのに、この二人のコラボ動画がなんとユーチューブにあったのです。
「神結ちゃんねる ~かみすちゃんねる~」
表博耀 対談 SHOGEN 【Part1~5】
この二人は、終わりをつげる物質文明から弥勒の世への橋渡しをしてくれる先導者です。
世界の歴史や神話を解りやすく解説している超人気ユーチューバー 「 TOLAND VLOG 」さんともコラボしていますので、ご興味ある方は是非ご覧になってください。
皆さん、半年の間に積もった罪穢れを神社で祓っていただき、この夏を元気に乗りきりましょう!