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エッセンス

菌活のススメ

菌のイラスト
5月24日は “菌活の日” でした。そのせいでしょうか、高輪神社にお参りに行くと鳥居横に「世界にまるで不要の物なし」という 南方熊楠 の生命(いのち)の言葉がドドーンと貼られていました。

南方熊楠は明治から昭和初期に国内外で活躍した博物学者・生物学者で、生涯、在野の学者に徹し、森林生態系の保護にも尽力した大人物。特に粘菌などの微生物の研究は世界的に知られています。微生物研究の大家が「世界にまるで不要の物なし」と言うのですから、肉眼では見えない菌でも重要な役割をしているのですよ!と言いたいのではないでしょうか。
南方熊楠の言葉

さて、菌活といえば先ず「発酵食品を摂る」という方が多いことでしょう。しかし、スーパーで売られている発酵食品はどれも菌の力が弱い。残念ながら菌の力を強めるのに必要な「真心」や「手間暇」がかかった食品はとても希少です。
当院の患者さんに味噌会社の社長さんがいるのですが、ご自宅では五年~十年物の味噌を使っているとのこと。
そして「昔ながらの味噌が放射能を解毒できることは解っている」とも言っていました。確かにチェルノブイリ原発事故の直後、放射能解毒目的でヨーロッパ諸国から日本に味噌の注文が殺到したと言われていますから、菌の解毒力というのは当時から世界的に知られていたのですね。

最近でもBTSをはじめ、韓国人が世界的に活躍しているのも、韓国では手作りキムチを漬けている家庭がまだまだ多く、子供の頃から菌の力の恩恵にあずかっているからだとも言われています。確かに現代では日本人よりも韓国人の方が、自国の文化を世界に発信しようという愛国心や勇気、信念を持っていると感じるのは私だけでしょうか。そんな強い意志力の源となるのが実は菌の力なのです。

そしてもう一つの菌活、それは身体にいる「常在菌を大切にする」ことです。
当院の患者さんで薬剤師さんがいるのですが、「うがい薬を使ってうがいしますか?」と聞いてみました。その答えは「しません。喉を衛っている常在菌までも殺してしまうので、逆に炎症が起きやすくなる。うがいをするのなら塩水が一番良いですよ」とのこと。

また、私は以前、夏の入浴時に足指の又をよ~く石鹸で洗ったときと、全く洗わないときで、翌日の足の臭いを比較してみたことがありました。結果はよ~く石鹸で洗ったときの方が足の臭いは強かったのです。妻にも同じ実験をしてもらったのですが、結果は全く同じ。足はお湯で洗う程度にして常在菌を残しておいた方が臭いを防いでくれる事がわかりました。つまり、常在菌は悪い菌の繁殖を防いでくれているのです。

このように常在菌を適度に身体に残しておくことは、免疫力や自浄作用を高め、身体を健やかに保ってくれます。くれぐれも過剰な消毒や石鹸洗浄には気をつけましょう!
また、BTSのように勇気や信念を持ちたい、意志力を高めたいという方は来院時にご相談ください。真心と手間暇をかけた当院オススメの菌食商品がありますのでご紹介いたします。

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