ゴールデンウィークも真っ只中、山や高原に遊びに出掛ける方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時に気をつけたいのが５月上旬から活動が活発化するスズメバチ。万が一刺された場合は、次のような応急手当をし、すみやかに病院を受診しましょう。

①針が残っている場合、ピンセットなどで抜く

②ハチの毒は水に溶けやすいので、毒を絞り出しながら水でよく洗い流す

③氷水などで冷やしながら病院へ

※ただし、ハチに刺された後（特に二回目以降に刺された方）に呼吸が苦しくなる、嘔吐、下痢、意識がなくなる等のショック症状が出た場合は直ぐに病院へ連れて行くか、救急車を呼んで下さい。

なんて、今は暢気にハチのブログを書いている私ですが、実は三日前、スズメバチになんと自宅で遭遇しました。

それは朝起きて、トイレで用を済まして自室に戻ったときのこと。そこには目を疑う光景が…。
なんと、人間の人差し指大はあろう巨大バチが、ブウウウウーンと大きな羽音を鳴らして室内を飛んでいるではありませんか！しかも、お尻にはぶっとい針を携えて！！！

生まれてこの方見たこと無い大きさのハチに「おぉぉぉ～」と一瞬腰が抜けそうになりましたが、“お尻を締め、下腹に力を入れ、肩を下げる”いわゆる中村天風クンバハカを瞬時に実行。丹田に気を下ろした上で、「さて、どうする…」と室内から追い出す方法を考えました。

幸いなことに、私の部屋の窓はベランダに面しており、隣の妻の部屋からベランダ経由で窓を開けることができます。また、その窓も換気のため五ミリ程開けてあるのです。
早速、妻にハチを見失わないようドアの隙間から見張ってもらい、私はベランダへ。ハチを刺激しないように、そおっ～と窓とカーテン全開にし、ハチの逃げ道を作りました。

ハチは明るい所を好むらしく、窓の近くにとまっています。しかし、そこからなかなか外に飛び立ってくれません。
その時、サーキュレーターが私の目に入りました。「これだ！」とハチに向かって少し離れた場所から風を当ててみます。するとハチはモゾモゾと嫌がり始めました。続けて少しずつ風速を上げます。すると風から逃れるように動き出し、ついに窓から外に飛び立っていってくれました。サーキュレーター作戦大成功です。やりましたー！

一件落着したので、朝食を食べながらスズメバチがいつ室内に入ったのかを妻と話したのですが、前日外に干した洗濯物と一緒に取り込んだのであろうという結論になりました。
つまり、私はスズメバチと同じ部屋で一夜を過ごしたという事に。くわばらくわばらです。そして、スズメバチは昼行性ですので、私が起きるのと同時に動き出したのでしょう。

都会のど真ん中にもスズメバチはいるのですね。しかもデッカイのが…
皆さんも、洗濯物を入れる時にはお気をつけ下さい。