自発的に動けば 疲れない
皆さんは、他人の買い物に付き合わされて歩き回ると疲れるが、自分の買い物で歩き回ると疲れない、それどころか目的の物をゲットでき出来たならばスッキリ爽快になったという経験がありませんか?
運動量が多いとか、仕事時間が長いから疲れるというのは実は思い込みで、人間の感じる疲れというものは、その動きが自発的に行われているか否かという事にかかっているのです。
何か矛盾しているようですが、人間は体内に欲求が生じ、その実現のためにエネルギーが動員され、そのエネルギーを行動で発散して快感を得ています。
ゆえに、自発的に身体を思い切り使うと却って爽快になる。スポーツで勝ったり、仕事が上手くいけば愉快になります。だから、疲労というものを追求していくと、体内に生じた欲求を果たしているか否かという問題がでてくる。
この問題を解決するためには「何事にも興味を持つ」ということが大切です。人間は幸いなことに好奇心の強い動物で、何にでも興味がもてる構造をしています。
赤ちゃんがハイハイで動き回るのも好奇心からです。だから興味を持とうとしたら、趣味でも仕事でもどんなことにも持てる。そういった努力を怠って動くとすぐに疲れてしまうのです。
身体の中にある興味とか欲求というものは見えないけれど、それがあると自ら進んで動きたくなる。自発的な行動の場合はエネルギーを発散して動くからあまり疲れません。反対に受動的な行動の場合はエネルギーが鬱滞するからすぐに疲れてしまう。
進んで動くか、仕方なく動くか。この違いが疲労感に大きな影響を及ぼすのです。