痛風
痛風は、患者が美食家に多くいたことから、かつては“贅沢病”などと言われていたことがあった病気です。一般的にはホルモンバランスの関係から男性がかかることがほとんどで、中でも働き盛りの一見健康そうな40~50代の中年に発症するケースが多く、女性に起こることは極めて稀と言われています。
痛風の症状の特徴は、突然発生する関節(主に片足の親指の付け根)の発赤腫脹で、風が吹いただけでも痛いと言われるほどの激痛です。この痛みは血液中の尿酸という物質が異常増加し、過剰になったこの尿酸が関節に溜まり炎症を起こすことによって発症します。そんな痛風発作に、なんと、今週、私は襲われました!
先ず、足の親指の付け根が疼き始め、次の日には足の甲までパンパンに赤く腫れてしまいました。靴が履けないのでビーチサンダルで出勤。激痛なので痛み止めの薬を飲み、空き時間にはアイシングをしながらの施術です。普段、私は薬を全く飲まないので、久しぶりに飲むバファリンは良く効いてくれて助かりました。また、アイシングの何と気持ち良いかったことか。これらのお陰で無事仕事を終えることが出来ました。
整体法では、痛風の人は胸椎4番(心臓)と胸椎10番(腎臓)に異常があると捉えます。東洋医学では心経と腎経のツボを中心に調整を行い、治癒を促します。
つまり、疲労の蓄積等で血液を全身に送るポンプの役目を果たす心臓の働きが弱り、足の指などの末端部の血流が悪くなる。また、食べ過ぎなどで腎臓に負担がかかり、本来の役割である老廃物のろ過が間に合わずに尿酸という不要な物質が関節に溜まってしまうとも考えます。
そこで私は胸椎4番と胸椎10番を緩める運動療法(体操)をしたり、心経・腎経のツボに自ら鍼を打ってセルフケアを行い、現在は順調に回復しております😊
さて今回の私の痛風発作の原因ですが、疲労の蓄積と甘い物の食べすぎにあったと思います。猛暑続く中、仕事後に毎日ウオーキングに行ったり、忙しかったからと理由をつけて、子供が食べるような甘いケーキを頬張ってみたり…。医者の不養生ならぬ、治療者の不養生ですね。反省、反省。。。
尚、このような症状がでた場合、皆さんはとりあえずクリニックを受診してください。そして、痛風と診断されましたら、当院にご相談ください。痛風経験者がケアの方法バッチリお伝えいたします。