今日、5月4日は“みどりの日”です。国民の祝日に関する法律によれば、｢自然に親しむと共に、その恩恵に感謝し、豊かな心を育む｣ことを趣旨とします。昭和天皇が植物に造詣が深かったため、もともとは昭和天皇の誕生日(4月29日)に制定されていましたが、天皇崩御の後、5月4日に変更されました。

私は、この自然の色である“みどり”を出来るだけ身の回りに置くよう心掛けています。例えば、自宅のカーテン、座布団、タペストリーなどは全て緑に配色し、仕事机には緑色のデスクマットを敷いています。では何ゆえに緑色を身の回りに置くのか。
緑色は自然の色で心が落ち着くということもありますが、何よりも｢目の保養になる｣ことが一番の理由です。

誰しもがお世話になった｢学校の黒板｣がなぜ緑色なのか？一番目が疲れにくい色だからですね。実際に黒板の緑色をジーッと見ていると目が楽になります。反対にホワイトボードは反射光があるので目がすぐに疲れてしまう…。眼精疲労は頭痛や首肩コリの大きな要因になりますので注意が必要です。

近年、医療界では今後は眼科医が儲かるともっぱらの評判です。確かに、二・三歳の幼児のうちからスマホを見る時代ですから、目の病気が増えていくことは十分に考えられます。実際に40代で白内障の手術をしたという話を最近聞き始めましたから、あながち嘘とはいえない。怖いですね～。

だから私は施術時間に余裕のある患者さんは、目にのせたタオルの上から愉気をして目の疲れを和らげています。皆さん目を相当酷使しているのでしょう、手を当ててあげると温かくて気持ちがよいと喜んでくれます。

人類史上初、最も目を酷使する時代。皆さんも“みどり”を身近に置いて目の保養としてみませんか。