“逆”自転車こぎ体操
カタールのドーハで行われている“サッカーワールドカップ”。普段サッカーは観ないけれど、日本代表の試合だけは観るという方も多いのではないでしょうか。
私もその一人なのですが、日本代表、頑張りましたね。特に私が勇気をもらったのが監督の森保一氏です。私と同世代ということもあるのですが、世界の一流クラブで活躍する選手達は強烈な個性派集団のはず。その日本代表を纏め率いるだけでなく、結果も求められるということがどれだけの苦闘であるか…。
そんな森保監督が予選コスタリカに0対1で敗れた直後、ピッチ上の円陣で選手達発した言葉が「過去は変えられないが、未来は変えることは出来る!」でした。その言葉に奮起した選手達は次のスペイン戦に勝利し、決勝トーナメントへの切符を掴む事になります。森保監督のパッションを裡に秘めた知的クールさが格好良かったですね。
さて、当院にはサッカーをやっている学生もくるのですが、彼らがトレーニングで重視しているのが「腸腰筋」というインナーマッスルです。この筋肉を鍛えるとボールを蹴る力や正確性が増すので、皆この筋肉を一生懸命に鍛えています。そこで「腸腰筋」のトレーニング法をご紹介いたします。
①仰向けに寝て、両足を伸ばしたまま踵(かかと)を床から15度挙げる。
②自転車をこぐ時とは逆に足を回し、少しずつ角度を上げていき、90度まで上げる。(伸ばした方の足の膝裏をできるだけ伸ばすのがポイント)
③同じ様に“逆”自転車こぎをしながら徐々に15度まで降ろす。
①~③を三往復行う。ゆっくりやるほど効果があります。
この「腸腰筋」はお腹の奥深くにある筋肉なので触ることができないのですが、一般人にとっても重要であるとされ、転倒予防や歩行機能維持に繋がるとして近年注目されているインナーマッスルです。
当院の患者さんからも「腰痛が楽になる」「足のむくみが減った」「お腹ポッコリが改善してきた」等の声をいただいてます。寒い冬でも室内でできるお手軽かつ効果の高い「逆自転車こぎ体操」。皆さんも試してみてはいかがでしょうか😊