胆のう炎や胆石は女性に多くみられる症状で、その数は実に男性の約２倍にもなるともいわれています。胆のうからは胆汁という脂肪を分解する消化液がでており、これは十二指腸を通って腸の中に排出されています。この排出がうまくいかなくなると胆汁が胆のうの中に溜まり、体質によっては石のように硬くなる場合があります。これが胆石で右の上腹部に起こる痛みで気づくことが多いです。
西洋医学では脂肪の多い食生活に問題があると指摘します。私はそれにプラスして精神的ストレスが胆汁の分泌を悪くさせる要因となって起こると考えます。

先日、｢２ヶ月前に胆石を手術で取った｣という患者さんを施術しました。この方は仕事上の様々なストレスを抱えながら、日々多忙なスケジュールをこなしていたと言います。さらに、取引先との会食の機会も多く“こってりした物”が大好きでした。

また、胆のう炎を起こしやすいある患者さんは｢コロナ禍でもお給料の減らない有難みに気付いたら、職場でのストレスが減りました。そしたら、お腹の痛みまで減りました｣と言います。特に胆のうはストレスを受けやすい臓器ですからね。しかし、つい食べ過ぎてしまうと右の上腹部が痛むそうです。

このように｢胆のうの病気｣は脂肪の多い食生活と精神的ストレスが続くことで発症しやすくなるといえるでしよう。当院の患者さんや知人にも｢胆石を手術で取った｣という方は以外と多いのですが、胆石や胆のう炎の痛みは｢脂汗が出る程の痛み｣とも言われていますので出来ることなら回避したいですよね。

そこで予防として定期的に施術を受けたり、セルフケアをお勧めいたします。当院の施術では胆のうにつながる神経叢である胸椎９番の動きをよくすることで、胆のう を正常に戻す手助けをします。セルフケアとしては｢食べ過ぎ体操｣をやると良いでしょう。
昨日、私は夕食後にアイスクリームを食べ過ぎてしまいました💧 アイスクリームは脂肪分が多いですから、胆のうに負担がかかったのでしょう。今朝は上腹部が重い…。仕方ないので｢食べ過ぎ体操｣をやっておきました😊

　
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