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耳のトラブル

耳
最近、耳鳴りや耳の閉塞感、難聴など、耳の不調を訴える人が増えていますが、現代医学でもこれらは治療が難しい症状の一つと言われています。
東洋医学的には、耳の不調は「腎」を基本とし、気、血、水の不調が加わった病態と考えます。腎というのは「恐れ」や「不安」などで損傷しやすい臓です。例えば「恐怖のあまり、漏らしてしまった…」などは、恐れが腎(膀胱)に影響を与える一例と言えるでしょう。
ですから、コロナ禍や戦争やなどの報道を繰り返しに見聞きしていると、ネガティブな感情が腎にダメージを与え続けます。こういった事も耳のトラブルが増えている一因なのではないでしょうか。

先日も70代の女性が「最近、耳の聞こえが急に悪くなった」と来院しました。脈を診ると腎が弱っている。腎は生命力の源となる「精」を貯蔵していますが、これは老化により自然と衰えていきます。その結果、耳の働きが悪くなってしまうのです。

施術は、腎経のツボを鍼やお灸で補ったうえで、「風池」というツボを指圧します。この風池というツボは頭部の血を巡らせることで、耳の不調を解消したり、自律神経を整える効果があります。そして最後に硬くなっていた耳殻(耳全体)をよくマッサージしてほぐしました。耳殻には多くのツボがありますからね。すると患者さんは「耳が温かくなって気持ち良くなりました」と言います。
この耳殻を引っ張ったり、ほぐすことは耳のトラブルだけでなく、眼精疲労にも効果があります。目に多大なる負担をかけている現代人は耳殻をイタ気持ちよい程度にマッサージしてほぐすとよいでしょう。
ツボ 風池

また、「最近、耳が遠くなった」とテレビやラジオのボリュームを上げてしまう人が多いのですが、ボリュームはそのままで頑張って聞く努力をすることも大切。耳だけではなく、身体というものは少しだけ頑張らせる事が寿命まで保たせるせる秘訣なのです。
楽あれば苦あり、苦あれば楽ありですね😊

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