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「腱鞘炎」の施術&セルフケア

手首の痛み
先日、85歳の現役ピアノ講師の女性が「手の痛み」を訴えて来院しました。ピアノの先生達に教えている大先生だけあって矍鑠としており、「最近、指がよく開くようになって人生で一番よい音がでるようになったの。だから嬉しくて、つい弾きすぎてしまったみたい」とのこと。85歳になっても更に上を目指す向上心には頭が下がります。

手を診ると、親指が腱鞘炎の一種であるバネ指で腫れて熱をもっている。これは痛そう…。バネ指というのは弾発指とも言い、指を屈してから伸ばそうとすると、何かに引っ掛かったようになってスッキリと伸びない。そうして指が弾けるようにバーンと伸びるのが特徴で、ピアノだけではなく、料理人や美容師、パソコンを長時間使う人等、手を酷使する人達に多い症状です。

施術では、肩甲骨周辺の硬結(コリ)をほぐして可動域を広げます。何事も肩甲骨の動きが悪いと小手先仕事になるので、手首や指に負担がかかりやすくなる。つまり、肩甲骨の動きをよくしてあげる事がまずは大切なのです。そして前腕部にある「偏歴」と「合谷」というツボを指圧や鍼灸を使って刺激して経絡の流れを整えます。こういった施術で親指や手首の腱鞘炎は改善していくことが多いですね。
手のツボ
いつ頃だったか、若者に親指の痛みが多発しているとテレビで報じられていました。原因はスマートフォンの使いすぎによる親指の腱鞘炎です。私はメールを送る時には左手にスマートフォンを持って右手で打ちますが、若者はスマートフォンを持った手の親指でメールを打っている。そのスピードの速いこと。これが原因で親指から手首に痛みが出てしまうというのです。残念ながら番組内では、東洋医学で親指の痛みが改善するとは伝えていませんでしたけれど…。

さて、手首の痛みや腱鞘炎のセルフケアですが、壁で「指立て伏せ」がオススメです。壁に両手の指5本を立てて当て、立った状態で浅く腕立て伏せをします。この時、肩甲骨をよく動かしながら行うのがポイント。すると肩甲骨の動きがよくなり、指先の筋力が強化されるのと同時に、手首にも圧力がかかり矯正されます。
最近、ペットボトルの蓋が開けにくくなってきたという方も、この体操をやると指先に力が入りやすくなります。私も手を使う仕事に携わっていますので、腱鞘炎予防として「指立て伏せ」はよくやっています。腱鞘炎や指先に力が入らなくなったら仕事に支障が生じますからね。
あと「偏歴」「合谷」にセルフ灸をすえるのも効果がありますので是非お試しください。

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