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体の不調

痰がからんだら…

赤ちゃんのはいはい
大気汚染の影響でしょうか、コロナの影響でしょうか、それともマスクの長時間着用の影響でしょうか。原因は定かではありませんが、ここ数年「痰がからむ」という患者さん増えているような気がします。

「痰がからんだら~、クララ」 

昭和生まれの方なら聞いたことのあるフレーズではないでしょうか。ドラッグストアで働いている妻に聞くと「今は販売していない」とのこと。
当院の患者さんを診ていると45歳位から「痰がからむ」という方が増え始めます。痰というのは気管の異物(細菌やウイルス、ホコリ等)を掃除してキレイに保つ働きの一貫として出るものなので、悪いものではないのですが、出来れば痰の切れを良くして不快感なく過ごしたいものですよね。

東洋医学的には、気管が熱をもって水が不足した状態(肺陰虚)ととらえます。施術では肺経と腎経を鍼やお灸で補い調整します。
若い頃は気管も潤いがあるので痰の切れも良いのですが、年と共に潤い不足となり痰がからむようになります。この潤い不足解消のセルフケアにお勧めなのが「立位体前屈」です。ハムストリングという太ももの裏の筋肉(水を司る腎と繋がる)をジワーッと気持ちよい程度に伸ばしてあげるとよいでしょう。このハムストリングは40歳を過ぎた頃から硬くなり始めますので、私もたまにジワーッと伸ばしています。すると翌朝足が軽い。ただし、伸ばし過ぎると肉離れや腰を痛めますので何事も心地良い程度にほどほどに。

整体法的には、頸椎七番(首の後ろの出っ張った骨)とその下の胸椎一番、胸骨、肋骨の動きが悪くなっていますので、ここを調整します。
セルフケアとしては、四つん這いで行う「ハイハイ」がお勧めです。ハイハイすることによって、頸椎七番、胸椎一番、胸骨と肋骨に適度な圧力がかかり矯正されます。ハイハイするスペースがないという方は、四つん這いで、猫のように背中を伸ばしたり丸めたり、右手左足→左手右足と交互に上げる体操をしてもよいでしょう。五十肩や股関節痛の予防にもなりますので、皆さんも時々、四つん這いやハイハイしてみてはいかがでしょうか。

最後に、風邪薬や花粉症薬で鼻水を止めてしまったり、喫煙量が多いと痰の量が増えます。また、濃い痰が出る場合は水分が不足していますので水をチビチビと飲んで下さい。ゴクゴク飲みは小水で出てしまい身体に浸透しませんのでご注意を。

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