よく食べて、よく眠る。これが一番 !
北京オリンピックが閉会しました。銀盤上の数々のドラマに感動し、涙した人も多かったのではないでしょうか。その中でも私が一番印象に残ったのは、銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表 藤澤五月さんが、予選の試合後のインタビュー で“毎回“答えていたある言葉でした。
「ちゃんと反省して、よく食べて、よく寝て、また明日頑張ります!」
正しい養生観が確立している人間の言葉ですね。たとえ負けたとしても改善点をみつければ、気持ちの切り替えができるのでチームの雰囲気が暗くならない。むしろ明るくなる。そして、よく食べて、よく寝るから元気溌剌。ゆえに彼女達は自分達の持っている実力をオリンピックという大舞台でフルに発揮することが出来たのでしょう。こういった清々しいエネルギーを発している人のところに氷上の勝利の女神は微笑むのです。
この「よく食べて、よく眠る」というのは、養生では基本中の基本なのですが、オリンピック選手だけでなくコロナ禍にいる私達にとっても重要な事なのです。
私が5人のコロナPCR検査陽性者に話を聞いたら、この内の4人が「感染時期に食事の内容が偏っていた。又は、仕事や勉強が忙しくて寝不足だった。」と言っていました。石鹸を使っての手洗いや手指消毒を否定するわけではありませんが、まずは「ちゃんと食べて、ちゃんと寝る」。それが何よりも一番の感染症対策になると私は確信しています。
こういった事をテレビに出る医師の方々が言ってくれればよいのですが…。誰も言わないので私が言います。
「皆さ~ん、ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、とにかく免疫力を落とさないように心掛けてくださ~い!」
昨日もある患者さんに「人の身体を触る仕事をしてて、コロナウイルスとか怖くありませんか?」と聞かれたので「身体や脈を診て危険そうな患者さんは施術を断っていますし、ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、免疫力を落とさないようにしてますから大丈夫ですよ」と伝えておきました。
ちなみに夏や冬に感染症が流行るのは、他の季節に比べて換気が疎かになるからだと私は考えます。これから暖かい春を迎えますので換気の機会は増えると思いますが、換気も二番目に大切ですので忘れずに😊