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エッセンス

感情が過度になると、病気をもたらす

喜怒哀楽
当院の患者さんで施術経過が良い方にはある共通項があります。それは「喜怒哀楽」の感情バランスがよいということです。「喜楽」を求め過ぎず、「怒哀」もちゃんと持っている。そんな人達は身体のバランスも取りやすいですね。

東洋医学では「怒・喜・思・悲・憂・恐・驚」という7つの感情があるとされ、これらを “七情“ といいます。 怒りや喜びといった感情は身体の内側から自然に生じるものであり、どれも適度であれば身体にとって良い刺激となるのですが、過度になると身体を痛める要因になってしまいます。
精神的なものから病気になることを“内傷“ というのですが、近年は感情バランスの崩れから、この内傷の患者さんが増えていますね。例えば、長期間のストレスから食欲不振となり、胃潰瘍を発病する場合がありますが、これは典型的な内傷といえるでしょう。

●過度の怒りは 肝を傷める
気が上昇し、首肩こり・イライラ・血圧上昇・肝数値の上昇をもたらす。
●過度の喜びは 心を傷める
気が緩む。気持ちを集中できない、落ち着きがない、精神が興奮して眠れない。
●過度の思慮は 脾(胃)を傷める
気を結ぶ。お腹の調子が悪い。倦怠感。ヤル気が出なくなる。
●過度の悲しみ、憂いは 肺を傷める
気が消える。意気消沈、皮膚疾患、呼吸が浅くなる。
● 過度の恐れ、驚きは 腎を傷める
気が降る。頻尿や失禁・白髪の増加。不安、慌て、精神的混乱をまねく。

このように、過度の感情は臓腑を損傷させ、七情の変化は臓腑に影響を及ぼします。逆にいえば、臓腑の機能が失調すると、感情の変化が起こりやすくなるのです。その場合は、感情と関係がある臓腑の働きを補う食材を意識的に摂るとよいでしょう。
●怒りやすい人には酸味 (肝を補う)
●過剰に喜ぶ人には苦味 (心を補う)
●思慮好きな人には甘味 (脾を補う)
●憂い好きな人には辛味 (肺を補う)
●怖がり易い人には塩味 (腎を補う)

しかし、何事も過ぎてはいけないと頭では分かっていても、つい過ぎてしまうもの…。
そんな時は東洋医学の施術を受けに来てください。臓腑のツボを指圧や鍼灸で調整することは、安定した精神状態へと導き、内傷による諸症状を改善する効果が期待できます😊

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