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冷え

この時期の冷え対策

レッグウォーマー
今週は「膝から下の冷え」が原因で体調を崩している患者さんが多かったですね。症状としては、鼻水や咳、めまい、寝違え、ぎっくり腰、動悸、坐骨神経痛、膀胱炎、等々…。「まだ冬じゃないから大丈夫」と、冷え対策に出遅れた方々です。

早朝の気温が10度を下回り、大地が冷えてくると、動物は勿論、植物も寒さを感じて活動を弱めます。これが自然なのですが、人間は寒くなってきたからと言って、活動を弱めるわけにはいかないですよね。ですから、地表(建物内では床)が冷え始めるこの時期からは、膝下を手厚く履き、下からの冷えを防ぎながら活動しなければいけません。

この下からの冷えが身体に入ると「最近は温度差が激しくて身体がついていかない」と人は口々に言います。地球上の温度分布から考えても、本来、頭寒足熱が生理的な環境なのですが、膝下の冷え対策を怠ると体内に部分温度差が生じ、様々な不調を訴え始めるのです。

そこで、私がオススメする膝下の冷え対策をいくつか紹介します。

足湯・・・入浴時、まず足だけ湯船に浸かり5~10分温める。(私はこの時、湯船の中に立って歯磨きをします) その後は普通に入浴します。

ルーズソックス・・・外出時や足元が冷える環境では、レックウォーマーや膝下まである靴下を履きましょう。最近ブームが再燃している「ルーズソックス」は皮膚と靴下の間に空気の層ができるため、とても保温力が高く、膝下の冷え対策には最適。私の一番のオススメです。

腎兪の灸・・・お臍の高さで背骨から指2本分外側の腎兪というツボに「せんねん灸」をすえる。先日も下半身の冷えていた患者さんの腎兪にすえてあげると「すっごく気持ちいいです~」と言っていました。膝下の冷えは腎気をすり減らし、腰が曲がる等の老化現象を加速させるので腎を補ってあげるとよいでしょう。

また、この時期よく患者さんから受ける質問に「靴下を履いて寝てもよいのですか」というのがあるのですが、部屋が寒かったり、足が冷たいという方は、5本指の綿か絹の靴下を履いて寝てください。それで、肺炎の罹患率も低下させることもできます。
さらに、冬場はできるだけ手の平や足の裏を冷さないように指導しています。ここには動静脈吻合といって体温調整の役割をする血管がありますので、寒い日の外出には手袋は必須、外に長時間いる場合などは足裏ホカロンをしましょう。ホカロンはお腹や背腰に張ると血流が体幹部に集中してしまい、手足末端の血流は反対に低下しますので、ホカロンは足裏に張ることをオススメします。

このような冷え対策をとれば、寒い冬も活動を弱めることなく上手に乗り切れます。皆さんも是非実行してみてください。

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