拍打法 ~手軽にできるマッサージ~
今週は、マッサージの手技の一つである「拍打法」を施術で使うことが多かったですね。そして患者さん達に「軽くなりました!」と好評でしたので、何人かの方に拍打法のやり方を教え、指導いたしました。
拍打法とは患部との間に空気を包み込むように、くぼませた掌(手のひら)でリズムよく 1秒間に3~4回 叩く手技です。主に肩や背中、腰などのマッサージ施術に用いられ、プロが行うと「パン、パン、パン」と小気味良い音が響きます。
「拍打法の主な効果には、筋肉の緊張をほぐす、血管を拡張し血流をよくする、神経の興奮を静める、揉み返しの予防になる」と学生時代にマッサージ・指圧の授業で習いましたが、私が思うに拍打法の効果は邪気が祓える、電磁波を放電できることだと思います。
私の妻は、某ドラックストアで働いているのですが、お客様の中には体調の良くない方が多くいるようです。そのような方々から邪気を受け、グッタリして帰ってくる事があります。そんな時に私は妻の肩背を「パン、パン、パン」と強めに1分間ほど叩いてあげる。すると強張りが弛み「楽になった」と言います。
邪(よこしま)とは、正しくないという意味ですから、邪気は病気を起こす元となる悪い気で、頭痛や肩こりをはじめ、様々な身体の不調を起こす原因になると私は考えます。だから定期的に東洋医学の施術を受けて邪気を祓うことは病気の予防に繋がるのです。早期発見、早期施術ですね。定期的に施術を受け、正しい養生に努めていれば、身体にある抵抗力(正気)も強くなり、邪気を はね除ける ことが出来るようになるでしょう。
また、当院ではシステムエンジニアの患者さん達にも「パン、パン、パン」とよく拍打法で施術するのですが、カチカチに固まった肩背のコリが柔らかくなります。システムエンジニアの方々は1日中、パソコンかスマートフォンを触っており、電磁波が身体に溜まっているのでしょう。拍打法を用いて放電してあげると とても喜びます。
邪気と同じく電磁波も目に見えないものですが、こういったものを祓うのに拍打法はとても有効なのです。
このように、拍打法は手軽にでき、尚且つ効果が期待できる手法ですので、自分より元気がない人がいたら「パン、パン、パン」とやってあげましょう。私が子供の頃の学校の先生は、元気のない生徒の背中を「元気出せよ!」「頑張れよ!」と「パーン!」とよく叩いたものですが、あれは悪気を祓い、正気を注入していたのです。だから、生徒達は「いってぇ~」と言いながらも何か嬉しそうでした。
皆さんも家族や友人、会社の同僚と叩き合いっこしてみてください。良い音が出せるようになれば効果が期待できることでしょう。