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エッセンス

ながら読書のススメ

うつ伏せで読書
長雨、猛暑、コロナ。皆さん、この夏は室内で過ごすことが多かったのではないでしょうか?この暑さでは私も昼間は出かけられず、夕食後に散歩に行く程度で、室内で過ごすことが多かったですね。ちょうど、知人から宮城谷昌光著『孟嘗君』『楽毅』を借りていたので読書三昧の日々。暗い雰囲気漂う現代を離れ、紀元前の中国大陸にタイムトラベル。大人物の魂に触れ、充実した夏を過ごしました。

さて、私は自称「ながらトレーニング研究家」ですので、トレーニングに時間を割くのでなく、日常生活の中でいかに身体を整え、維持するかを常に考えています。

例えば読書をする時、私は基本正座をして読みます。正座は膝に悪いと誤解して控えている人が多いのですが、もったいない。下半身の痛みや怠さ、むくみ取りや疲労回復に効果がありますので、どんどんやって欲しいですね。
正座の次は本を床に置いて「四つん這い」で読みます。肩幅より広めに両手をつき、肘は緩める。腰を反らしてアーチを作って維持すれば、肩周囲や股関節のインナーマッスルトレーニングにもなり一石二鳥です。
そもそも、赤ちゃんがハイハイするのは肩関節と股関節を形成するためですから、四つ這いは肩関節と股関節の軟骨維持に効果があります。よく使い過ぎて軟骨がすり減ると言われていますが、私は負荷をかけないからクッションである軟骨が必要ないと判断して減少するのだと考えます。だから全身の関節には適度に圧力をかけることが大切。それには四つ這いが効果的なのです。

さらに、子供が床でよくやる「腹這い読書」も、仕事で丸くなった背中や腰をリセットするには、とても良いのでやっています。本を読まない人は腹這いスマホやゲームでもよいでしょう。
子供達は健康の為でなく、単に気持ち良いから本能でやっているだけなのでしょうが、実は背骨と椎間板の柔軟性を維持し、背筋のトレーニングにもなる素晴らしい健康法なのです。
ただし、腰が固まり始めている方は最初から無理すると、腰が痛くなりますので少しずつやって下さい。毎日少しずつやっていると柔軟性が徐々に回復し、腰のアーチが形成され、年老いて腰が曲がるのを防いでくれます。その証拠に腹這いで読書をしているお年寄りを見ませんよね。腰が曲がり固まってしまうと、腹這い読書はとてもではありませんが出来なくなるのです。

当院の患者さんには読書家の方々が多くいらっしゃいますので、読書の時間を有効に使っていただきたいと思います。

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