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食の養生

夏の養生法

すいか
オリンピック選手も悲鳴をあげている、高温多湿 日本の夏。身体が怠く、食欲も落ち、冷たいものばかり欲しくなりがちです。いわゆる夏バテの前駆症状で、東洋医学的に言えば「気の不足=元気がない」状態となります。
さて、夏バテ予防には「水分・塩分・栄養」の補給が欠かせませんが、その摂取法を間違えるとかえって症状を悪化させるので注意が必要です。

➀水分について
夏の間、私は鉄瓶で煮出した麦茶を常温で飲んでいます。麦茶の原料になる小麦は熱を冷ます作用がありますから、たくさん飲まなくても喉の渇きが和らぐのです。また、近年のスポーツ医学は発汗量に応じて、ナトリウムやカリウムを適度に含んだ水分を取るべきだという考えを打ち出しています。水分だけを多量に摂ると、体内の塩分濃度が薄まり倦怠感や筋肉ケイレンなどが起こりやすくなりますので、私はポカリスエットを薄めて朝イチや風呂上がりに飲んでいます。

➁塩分について
スイカは体内の熱を冷ましつつ、利尿作用も期待できるのでオススメです。先日、今年初スイカを食べたのですが、3時間程したら腎臓が元気になったのでしょう。小便が沢山出て身体が軽くなりました!私は夏の間、塩を多めにかけてよく食べます。すると身体がスーッとしてきます。やはり夏は塩をふったスイカが一番ですね🍉

⓷栄養について
夏の栄養補給といえば「鰻」という人も多いはず。疲労回復に効果があるといわれるビタミンB1が含まれているので、夏バテのスタミナ補給にはピッタリな食材です。以前、サッカー日本代表の帯同シェフが「試合前日のメニューは毎回鰻です!」と取材で答えていましたが、とにかく選手のスタミナ持ちが違うそうです。だから私も「良い仕事をするために…」という大義名分で妻に、スーパーで良い鰻があったら買って来てもらいます。いい値段しますが、お金はあの世に持って行けるものでもないので、必要なものには賢く使おうと思っています。
また、ニガウリなど夏野菜には熱を取り、余分な水分を排出させる働きがありますから「ゴーヤチャンプルー」や「ゴーヤカレー」もオススメ。暑い国の料理というのは汗を出して身体の熱を取ってくれますから、夏の間はいただきましょう!

以上、飲食についでしたが、最後に夏の養生について大切なことをもう一つ。当院の患者さんを診ていると、熱中症を怖がって出来るだけ外に出ない人に、食欲不振や倦怠感等の夏バテ症状を訴えている方が多い 気がします。暑いからとステイホームばかりしていないで、涼しい時間帯を選んで少しでもよいから毎日外に出て歩きましょう!
歩くと足の”すね”にある「足三里」というツボが刺激されます。このツボは体力増強、慢性疲労、食欲不振に効果あり。脾と胃の機能を高める万能のツボですので、気の不足している患者さんの施術に私はよく用いています。セルフ灸もオススメですので、あまり歩けないという方は是非お試しください。

夏の養生と東洋医学の施術で、この夏を元気に乗りきりましょう!

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