女性の方が長生きなのは何故?
先日ある患者さんから、「なぜ、男性より女性の方が長生きなのでしょうか」と、質問を受けました。「女性ホルモンが多く出るからでしょう」と、私。例えば、当院の患者さんの男女比は3対7と圧倒的に女性が多いのですが、他院でも大体同じで、こまめに身体のケアをするのはやはり女性が多い。従って大病にかかりにくい。こういった所にも実は女性ホルモンが関与しているのです。
『なぜ人は老化するのか』を一生かけて研究した東大の教授は「老化を促進するある種の物質があるというのは分かっているが、老化物質を消す方法がない。しかし、病気の原因を消すであろう物質が分かった。何かと言うと、それが女性ホルモンなのです。女性ホルモンが病気の原因を消すという事が分かってきた。つまり、女性の身体というのは子供に命を伝える為に、そういう凄い仕組みになっているのです」と言います。
ですから、女性が女性らしく振る舞い、女性ホルモンをフルに出したら、いつまでも美しく現役でいられるという事なのです。これは嘘でも何でもない。医学的にそういう事が分かってきているのです。世界のどの国でも男より女の方が寿命が長い。それはやはり、女性ホルモンがあるから、男よりはるかに病気にならないのです。とにかく女性の身体というのは男性の身体と比べても、はるかに優れていて美しい。それを本能的に感じているから、絵画でも写真でも、モデルといえば女性が多いのでしょう。
こんなことを言うと叱られるかもしれませんが、戦後、アメリカの自由とか男女平等という思想が入ってきて、これを履き違えた為に現代は女性が男性と同じ事をするのが男女平等だと考えるようになってしまいました。神様は女性ホルモンというものを女性にたくさん与えて、健康で死ぬまで美しくあるように造られているのですから、女性には女性らしくいて欲しいと私は思うのです。
これは男性にも言える事で、男性が男らしく行動し、男性ホルモンをフルに出したら、いつまでも格好良く現役でいられるのです。つまり、男性は男らしく、女性は女らしく、それぞれの特性を生かして社会に貢献する事で、ホルモンバランスが整い、その結果健康にもなり、生命を燃焼することが出来るのです。