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体操・セルフケア

ゴルフスイング健康法

ゴルフをする男性
先日、アメリカ男子プロゴルフ・マスターズトーナメント(オーガスタ・ナショナルGC)で、松山英樹が日本人初のマスターズ優勝を飾りました。中嶋常幸や丸山茂樹などの歴代マスターズプレイヤーが号泣していたことからも、途轍もない快挙だということが分かります。私もライブ中継で視ていましたが、彼の精神力の強さに感動し、涙ぐんでしまいました。

さて、なぜ私がこんなに感動しているかと言えば、私は若い頃、知人のゴルフレッスンプロとの縁でゴルフに熱を入れていた時期がありました。そしてゴルフは自己との闘いのスポーツだと知るからです。しかし、それが楽しくて仕事の合間を縫っては、よくラウンドしていたのですが、歳には勝てず、30歳を過ぎた頃からラウンド翌日に疲れが残るようになりました。そして35歳の時に、疲れた身体で患者さんの施術を行うことはプロフェッショナルではないとゴルフを止めたのです。この時、なぜ大半のプロスポーツ選手が30歳~35歳で引退するのかが解かりました。

そんな経緯を知る患者さんからは、ゴルフのアドバイスを求められたり、「ゴルフって身体に良いの?」といった質問を受けたりしています。整体の観点からみれば、ゴルフの素振りは胸椎5番の調整にとても良いのです。胸椎5番というのは、緑内障・白内障、動悸、胃痛、うつ傾向、眠りが浅い、汗が出にくい等に効く処です。野口晴哉氏も「胸椎5番の歪みにはゴルフの素振りが適当です。ボールを打つと歪みを増す格好になる人が多いのでオススメしません。上手な人なら別ですが」と著書『整体入門』に書いています。そういった意味で、上手な人のゴルフは健康法になりますが、下手なゴルフは歪み製造法となります。”刃物も使いよう”と言うことですね。

そこで、ゴルフをやる人もやらない人にもオススメの健康法をお教えします。それは、「うちわ」をゴルフクラブの代わりに両手で握り、左右交互に10回ずつ空気の抵抗感じながらゴルフの素振りをするのです。松山英樹のように綺麗なスイングが出来るようになれば、肩・背中・腰の凝りが和らぐだけでなく、歳とともに低下する背骨の柔軟性もアップします。

ちなみに私はゴルフをやっていた数年間は、「うちわ素振り」を毎日やりました。そのお蔭でラウンド同伴者からは「綺麗なスイングだね」とよく言われ、常に80台のスコアで回っていました。そして、有難い事にたくさんの人達ともラウンドさせてもらいました。その結果見えたのは、スイングが綺麗な人は心身ともに健康で、そうでない人は我が強く不健康であるということ。ゴルフスイングを見れば、その人の性格や健康度合いが大体判るようになったのです。

「うちわ素振り」は何処でも簡単にでき、背骨の柔軟性を維持できる優れた健康法です。背骨の柔軟性は心の柔軟性にも繋がります。皆さんも綺麗なスイング目指して「うちわ」を振ってみませんか😊

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