神社参り
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
今日は治療院の神棚にお祀りするお札を氏神様にいただいて来ました。今年は分散参拝が推奨されているせいか、例年より参拝する人は少なめでしたね。
さて、皆さん神社参りというのは、どのような目的で行かれますか?
現代では願い事をするために行くという人が多いのでしょうが、本来は自分が生かされている存在だということに感謝の気持ちを表すために参るものです。神社は、その土地の中で最も生命を生かすエネルギーが放出されている場所に建っていますから、神社に行って生命力が上がることを実感し、生命の有り難さに感謝するために行くのがよいでしょう。
例えば、神社の鳥居をくぐると空気が変わりますよね。神聖なる空気に触れ、「有り難いなあ」という感謝の気持ちをもてば神様はお喜びになる。そして生命を生かすエネルギーを与えてくださります。生命力が上がると気力体力ともに充実してきますから、今まで以上に努力できたり頑張れる。その結果、願いが叶ったり、運が向いてくるなどの御利益と呼ばれるものが頂けると、こういう順番になっています。
宮本武蔵の自戒自省の書『独行道』にも「仏神は貴し、仏神をたのまず」としたためてあります。つまり、神社参りとは神様を貴ぶために行くものなのです。