先日、サッカー部の学生が「足の疲れがなかなか取れない」と来院しました。
身体を診ると、太ももの筋肉が著しく発達しているのに対し、お尻の筋肉が貧弱・・・。これではお尻が下がってしまうため、疲れがなかなか取れないのです。
そこで治療の後に以下の体操をお尻の筋トレと称し指導しました。

大殿筋体操
➀うつ伏せになり、片足を30度位持ち上げ、5秒耐えます。

➁片足を挙げたまま、外側へ一杯に開き5秒耐えます。

⓷開いたまま、床すれすれまで足を下げ5秒耐えます。
⓸➁→➀の順に戻り、ゆっくり足を下ろします。
⓹もう片方の足も同様に行います。

中殿筋体操
➀横向きになり、片足を自然に上がるところまで挙げます。

➁その状態を維持したまま、股関節を軸にして脚全体で小さく内・外に10回ずつ回します。

⓷ゆっくり足を下ろします。
⓸もう片方の足も同様に行います。

大殿筋体操・中殿筋体操ともに、足を降ろした時にフーッと大きな呼吸が入れば上手に出来たという目安になるでしょう。
お尻にちゃんと筋肉があればなんて事のない体操なのですが、昨年全国大会に出場した高校のサッカー部員がキツイ！キツイ！と言いながらやっていました。
この体操は、股関節・膝・足首の症状を訴えている一般の方にもお勧めですので、スクワットと共に是非やって欲しい体操です。
私の知る限り、それぞれの世界で活躍している方には、お尻に筋肉が付き上がっている人が多いですね。

「お尻が上がれば人生も上がる」　お尻は身体のエネルギーのバロメーターなのです。