新鮮な空気
新型コロナウィルスで注目されている換気。この換気、実はウィルス対策だけでなく、心身の健康維持にも欠くことの出来ないものなのです。
人間の身体からは肺や皮膚を通して吐き出される悪いガスが沢山あります。それを部屋の中に充満させておいたならば、身体に良いことは何一つありません。例えば、酒を飲み過ぎた人に近づくと酒臭く感じるように、人間は不要なものを全て体外に排出するように出来ているのです。ですから、寒い風に当たるよりも、乾燥した部屋よりも、新鮮な空気を入れ替えない方が実は恐ろしいのです。
私の住むマンションの隣の部屋に元気な95歳のおばあさんが住んでいるのですが、この方はコロナが流行る前から、どんなに寒い朝でも一時間以上窓を全開にして空気の入れ替えをしています。耳が遠くテレビが大音量でかかっているのでベランダに出るとすぐに分かるのですが、元気で長生きする人は理にかなった生活習慣をお持ちです。
さて、新鮮な空気の最大の効果は何といっても血液を浄化してくれることにあります。血液は全身をくまなく巡り、脳をはじめ様々な器官に酸素を届けています。この血液が汚れたままだったとしたら・・・。恐ろしいですよね。
私もコロナを機に以前にも増して、院内換気を頻繁に行うようになりました。そして窓を開ける度に深呼吸を行っていたら、最近何だか調子が良いです😊
整体の大家である野口晴哉氏も「人間という生活機関の原動力としては飲食より空気の方が一そう端的である」と空気の重要性を説かれています。
だるい時、疲れた時、不安な時、気がまとまらぬ時、汚れた空気を吐き出し新鮮な空気を吸い込んでみませんか。深呼吸を五回繰り返せば心機一転、身体整然とすることがわかるでしょう。