03-5420-1696

ブログBlog

Blog

03-5420-1696

受付時間

火水金 10:00~19:00
 月  10:00~13:00
土日祝 10:00~17:00

休診日

木曜
月曜午後

Home > ブログ > 「心揺るがす講演を読む」Ⅱ

読書

「心揺るがす講演を読む」Ⅱ

心揺るがす講演を読む
先週に引き続き、この本の中から私が心を揺さぶられた講演を紹介したいと思います。

「人生に悩んだら日本史に聞こう」ことほぎ代表取締役 白駒妃登美

白駒さんは小さい頃から伝記を読むのが好きで、辛いことがあるといつも歴史上の人物と対話をしてピンチを乗り越えてきたそうです。
そんな白駒さんに3年前人生最大のピンチが訪れます。治癒していたと思っていた子宮がんの肺への転移が見つかったのです。この時、白駒さんに力をくれたのが正岡子規でした。彼は若くして脊椎カリエスという病気に罹り、30代半ばという若さで亡くなるのですが、あまりの激痛に何度も自殺を考えます。ところが、あるとき彼は悟りにも似た境地に達したのです。「武士道における覚悟とはいついかなる時にでも平気で死ねることではなく、こんなに痛くても生かされているという一瞬一瞬を平気で生きること。これこそが覚悟である」と。いつまでも生きていたいと「生」に執着するわけでもなく、逆にどうせ死ぬんだからと諦めるわけでもない。ただひたすらに現実を受け入れて、そこでできる精一杯の創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼしたのです。

そこでできる精一杯。白駒さんは言います。「私はパワースポット巡りが趣味でしたから入院する時もこの病院をパワースポットに変えようと思いました。お医者さんに病気を治してもらおうという依存心で入院する人と、自分が病院をパワースポットに変えようと思って入院した人では同じ治療をしても効果は違うと思うんです。何かしてもらおうと欲するんじゃなくて、自分から何かを与えようとする時心がとても穏やかになるし、身体の中からエネルギーが湧き出てくるのを感じました。」すると白駒さんに不思議なことが起こります。再び受けたCT検査でがん細胞が画像で見る限り消えて無くなっていたのです。

今、私たちは国から何かしてもらおうと皆考えますよね。でも正岡子規をはじめ歴史上の偉人たちは逆なのです。自分が国のために何が出来るかということを考えて生きていたのです。そう生きることで心が穏やかになり、身体の中からエネルギーが湧き出す。その結果として私たちが「奇跡」と呼んでいる出来事が起こるのです。

歴史上の偉人たちの生き方を学び、自分から何かを与えようとする時、皆さんの人生にも素晴らしい「奇跡」が起こることでしょう。

シェアするShare

ブログ一覧