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食の養生

夏こそ温かい物を!

お茶と漬物
ここ数日、気温が30℃近くまで上がり、冷たい飲み物やアイスクリームが美味しい季節になりました。

先日、ぎっくり背中になってしまった患者さんが来院したのですが、身体を診ると胃の裏がカチカチに固まっていました。「冷たい物を良く飲むでしょう」と聞くと「何にでも氷を入れて飲みます」とのこと。施術後「常温か温かい物を飲まないとまた同じことを繰り返しますよ」と伝えました。

屋外で身体を使って仕事をしている人が冷たい物を飲むのなら分かりますが、冷房の効いた室内にいる人が冷たい物を飲んでいたら、身体はカチカチに固まり体調不良になるのは当たり前なのです。

私の祖母は二人とも88歳まで生きピンピンコロリと逝ったのですが、二人とも冷たい物は一切飲まず、夏でも漬物と一緒に温かいお茶を飲んでいました。今風に言うと「熱中症予防に水分塩分補給をしていた」ということでしょうか。そんな祖母たちを見て育った私も一年中、鉄瓶で沸かしたお茶を水筒に入れ仕事の合間に飲んでいます。なぜ夏でも温かい物を飲むかと言いますと、大好きなハーゲンダッツのアイスクリームを食べる為なのです。それでもハーゲンダッツミニカップを一個食べると正常な私の胃は翌日調子が狂うので、半分で我慢しています。特に夜アイスクリームを食べる場合は身体への影響が大きいので、皆さんも気を付けてください。

また、夏が近づくとテレビでは「水分補給を忘れずに」と連呼が始まるのですが、湿度が高い日本でなぜそんなに水分を取らなければいけないのかと私は疑問に思うのです。湿度が高いとかいた汗が皮膚から蒸発しにくくなります。その為にすごく汗をかいたような錯覚におちいるのですが、汗量は実はそれほど多くないのです。

私の持論は「空気が乾く季節には積極的に水分を摂り、湿度が高くなる季節には喉が渇いたら水分を摂る」というものです。洗濯物が良く乾く日は人間も良く乾きますから、水分は積極的に摂った方がよいでしょう。日本は東洋にあるのに様々な分野において西洋医学の影響を受けています。西洋は空気もカラカラに乾いていますので水分補給を推めるのは当然なのですが、ここは東洋にある日本です。湿度が高い日にも同じように水分補給をしていたら、水分過剰で体調を崩してしまうのです。

水分補給に関しては、気候や環境に合わせて、適度な塩分とともに摂ることが望ましいでしょう。

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