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エッセンス

ピンチをチャンスに

読書する女子学生
学校が臨時休校の最中、女子中学生が治療に来ました。
「休校で暇を持て余していない?」と聞くと、
「私、本が好きだから、いつもより読む時間が出来て嬉しい!」と彼女は笑顔で答えました。

大半の学生たちが外に出られず、友達とも会えず、ストレスが溜まっていると言われる中、今できることを黙々と行っている学生がいることに私も嬉しくなってしまいました。
読書と運動不足で首肩が凝っていたので、マッサージでほぐし、一日40分のウォーキングを指示しました。

江戸時代の書物『葉隠』にこんな一節があります。
「不仕合せの時、草臥るる者は益に立たざるなり」
彼女にとっても今は非常時のはず。しかし、ピンチをチャンスに変えてしまう彼女の目は、草臥れているどころか輝いていました。彼女は将来多くの知識を得て、人の役に立つことでしょう。

獄中で数万冊を読破する”本の虫”の美達大和さんは、
「困難な事に出会っても驚かないくらいではまだまだ未熟で、大きな困難に出会った際には喜び勇んで進むべきである」
という『葉隠』の言葉を中学生の頃から、胸裏に刻んでいたそうです。
難局面になると自分はどうやってこれに対処するのか、他人の目になって楽しんでやれという気概が反射的に湧いてくると言います。

「禍福はあざなえる縄の如し」
ピンチの後には必ずチャンスが来ます。
このチャンスを草臥れてつかみ損ねる事のないよう、喜び勇んで進みたいものです。

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