前回、冷え対策のポイントは「下半身を手厚く履くこと」と書きましたが、冷えに関する重要項目があと二つあります。

一つ目は食べ物です。冷たいものを飲めば身体が冷えるのは誰でも分かることですが、食べ物と冷えの関係は収穫した季節と地域によって決まります。

夏に採れたもの（トマト、キュウリ等）は身体を冷やし、冬に採れたもの（大根、ゴボウ等）は身体を温めます。
また、暑い地域で採れたもの（パパイヤ等）は身体を冷やし、寒い地域で採れたもの（リンゴ等）は身体を温めます。
現代はハウス栽培や流通が盛んになり、様々な季節のもの、土地のものが出回っていますが、出来るだけ旬のもの・地のものを食べたいものです。

二つ目は情熱です。
「裡（うち）に力があれば冷えない」と整体の大家、野口晴哉氏は言います。情熱を持って動く人間は冷えにくいということです。確かに、元テニスプレイヤーの松岡修造さんから冷えは感じないですよね。

冷えの問題は「養生」において、食事、ストレスと共に三大支柱と呼ばれるほど、健康維持には重要なポイントとなります。
正しい養生は免疫力を高め、ウイルスにも負けない身体を作ります！

下半身を手厚く履き、旬のもの・地のものを食し、情熱を持って動くことで冷えを改善し「養生」に努めましょう。