東洋医学とは何か【2】
「未病」という言葉、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
「未病」とは検査で異常が無くても、体調が悪いという状態。つまり「健康と病気の間のグレーゾーン」の状態を言います。
例えば、頭痛や肩こり、耳鳴りや眩暈、冷えやむくみ等、自覚症状があっても西洋医学では治療が難しい場合がありますが、東洋医学では「未病」として治療します。また、足腰の痛みやだるさ等、加齢による不調も未病の一つと考えます。
病気は突然現れるものではなく、未病の段階で身体は何らかのサインを発しています。この段階で不調に対応すれば、健康な状態に戻りやすいのですが、未病を放置したままでいると、病気に進んでいく可能性があります。
早期発見、早期治療が叫ばれる現在、東洋医学の未病治療を健康維持の一環として、西洋医学の健康診断とともに、取り入れてはいかがでしょうか。