先週、神社で絵馬に「健康で長生き出来ますように」と書いてあるのを見かけました。では健康で長生きするためにはどうしたら良いでしょうか。
以下は平成22年、24年に総務省・厚労省が発表した統計です。

・高齢者の就業率　　全国第一位・・・長野県
・高齢者一人当たりの医療費　全国最下位・・・長野県
・平均寿命　　全国第一位・・・長野県

これらの統計から、仕事をしている高齢者ほど、健康で長生きしていることが分かります。長野県民が長寿なのは、食べ物が良いからだという人もいますが、平成の時代は食生活も均一化しており、長野県民が特別に違った食事をしていたとは考えられません。違いを挙げるならば、自家製の漬物をよく食べ、温かいお茶を良く飲むくらいでしょうか。

私は長野県で生まれ、18歳まで過ごしましたが、子供ながらに大人はよく働くなあと感じていました。近所に60歳で定年を迎え、悠々自適な生活を送っているおじさんがいましたが、近所の人達はその人の事を「身体はどっこも悪くないに仕事もしなんで遊んどる」と言っていました。当時の長野県では身体が動くのに仕事をしていないと、世間体が悪かったのです。

私の父（長野県在住）は世間体を気にするタイプではないのですが、75歳の今でも仕事に出かけて行きます。食事は何でも食べ、健康診断はほとんど受けたことがありませんが、すこぶる元気です。

どうやら、健康長寿の秘訣は「仕事」にあり、そこに「生きがい」を感じるからではないでしょうか。